ミラン監督がベンチ要員を“戦力”と強調 「パンキナーロと呼びたくない」と力説も本田の名前は出ず
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モンテッラ監督がフィオレンティーナ戦前の記者会見で語る

ACミランの日本代表FW本田圭佑は、今季の先発出場がわずか1試合でヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想外となっている。
イタリアメディアから「パンキナーロ(ベンチ要員)」という有り難くない異名を授かった背番号10だが、
指揮官はベンチ要員に対して「私はパンキナーロと呼びたくない」と強調した。
だが、戦力として強調した選手のなかに本田の名前はなかった。

19日の本拠地フィオレンティーナ戦を控えた記者会見で、指揮官には日本メディアからこんな質問が投げかけられた。

「ポーリはボローニャ戦で、ソサはラツィオ戦でプレーして活躍し、チームの団結を証明した。ベンチにいた選手は最近活躍した。ベンチにいるパンキナーロたちにも、またプレーチャンスはあるか? 」

 この質問に対して、モンテッラ監督は毅然と語った。

 「私はパンキナーロとは呼びたくない。彼らは呼んだ時には常に貢献してくれた。ポーリを起用した時にも理由があった。彼のようなプレースタイルの選手が必要となった試合だった。チーム、グループのために、常に懸命にやっている選手たちには、称賛するためにプレーさせる必要もある、それは私の義務でもある。

 ソサ、バンジョーニもそうだった。サパタもそうだ。他のたくさんの選手たちと同様に、これらの選手は違いを見せる。そういう精神性を持っている。勝ち点を挙げてくれるし、順位を上げてくれる」
本田はリーグ戦8試合連続で出番なし

 モンテッラ監督は、控えに甘んじている選手を「パンキナーロ」と呼びたくないと主張。起用時には結果を出してくれる選手だと期待を込めた。ポーリ、ソサ、バンジョーニ、サパタというチーム内の序列のかなり低い選手の名前を列挙した指揮官だが、本田の名前は一切出なかった。

 本田はイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラ、同MFリッカルド・モントリーボが今季絶望の負傷にもかかわらず出番がない。リーグ戦8試合連続で出番のない本田は、戦力外状態が続いている。この日のモンテッラ監督の発言を聞く限り、6月の契約満了まで厳しい状況が続きそうだ。

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