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ピッチ内では「ヘタクソ」。ピッチ外では「傍若無人」。ガンバ大阪ジュニアユースのチームメートの大半が、本田への“対応”に頭を抱えるようになった。
連れ立ってカラオケに行く。本田はマイクを離さず、大好きなラルクアンシエルの歌を何度も何度も熱唱。
周囲から「おい、ええかげんに代わらんか!」と怒鳴られても聞く耳を持たない。

「おまえんちで晩メシ食ってもええか?」
そう持ちかけOKが出ると、鋭い眼光をニヤリとさせ、そそくさと友人宅に転がり込んだ。
食卓に上ったものは遠慮なく平らげる。ご飯を何杯もお代わり。炊飯器が空になっても平然とし、食後にはちゃっかり風呂に入って帰っていくことも珍しくなかった。

「とにかく“容赦なく食べる”という表現がピッタリでした。あまりにもがっつくから
『おい! ちょっとは遠慮せえよ!』と何度も言ったんですけどねぇ。
本田はどこ吹く風でしたね。ボクの家だけじゃなく、チームメートの家を順番に回っていたみたい」

■1万円欲しさに服を脱ぎ捨て…

遠征先で生き死にに関わるような無謀なことをやり、チームメートを閉口させたこともあった。

中学3年の夏に淡路島まで遠征に出かけた時のことだ。

試合前日に現地入りした夜、本田がチームメートたちを民宿の外庭に呼び出した。仲間がいぶかりながら集まると、本田は近くに止まっていた軽トラックの荷台に飛び乗り、握り拳をマイクに見立て、カラオケの持ち歌をガナリ立てた。

「おい、明日は大事な試合なんやぞ!」

呆れながらチームメートが部屋に戻ろうとすると、ひとり気分がよくなった本田が、民宿の前を流れる川を背にばかげたことを言った。

「今からオレ、ひとりで泳いで向こう岸にタッチして戻ってくるわ」

川幅は約50メートル。河口に近いため水深は深く、流れも速い。川面は真っ暗闇。激しい水音が恐怖を倍増させる。危険極まりないことは明白だった。

「ムリや! 明日は試合なんやし、バレたらヤバい。やめとけ!」

エースの家長(現大宮FW)がこう言っても、本田は「タッチして戻ってこれたらどうする?」と挑発する。家長が「よし! 戻ってきたら1万円やるわ!」と吐き捨てた。

「ホンマやな? みんな! ちゃんと聞いたな、今の言葉」

暗闇の中、不敵な笑みを浮かべた本田が着ていた服を全て脱ぎ捨てた。

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