編集日時:2017年03月19日(日) 18:02:54履歴
★変なミス、オンサイドトラップをお忘れか?
−今日はあまり動きがない固い試合になりました。どう見ていましたか?
「ぱっと見て感じたのは、しっかりやって変なミスをしなければ勝てるなと。
ただ、先制点を取られると面倒くさいなというふうに見ていました。
待ち構えているところに突っ込んで行って、カウンターをくらうとやっかいだぞと。
1点目を取られたくなかった。
だからミランが先制したときに、今日はよほどのことがない限り、大丈夫だなと思って。
けれどね、ミランは良くも悪くもこんなもんやとして、問題はジェノアでしょ。」
−ジェノアのサッカーが守備的すぎた?
「前にも言ったと思うんですけど、あのサッカーをして勝てなかったら、何も残らないよ。
あのサッカーは勝つためのサッカーでしょ。
モウリーニョみたいに勝てばもちろん許されるんですけど、もし負けたらそこにいる若い選手の未来がないよね。
いち早くそのクラブを出るべきと思う。
もっと言えば、ファンのためにならへんよね。
今日、ファンはおもしろかったんかな。
ウォーミングアップがかからなかったら、俺も後半にベンチで寝てたかもしれない。」
−それくらいつまらない内容だったと。
「ジェノアは自分たちの陣地から全然出てこないじゃないですか。」
−もし試合に出たら、こういうふうに崩そうというイメージはありましたか?
「今日は出るかもと思っていたから、いつも以上にイメージをしてた。
ウォーミングアップも今回は始めから呼ばれたからね。
でも、状況が状況やったから、出ても無理しすぎず、
相手が油断したときには攻めに行こうかなくらいの感じで見てました。」
−またW杯予選が始まります。
コンディションはいかがでしょうか?
「風邪が治ってしっかり復帰しているんで、コンディションは問題ないんですけど、あとは暑さちゃいますかね。
まったく違う気候に行くんで。
汗の出方も全然違うでしょうから。
これは僕に限ったものではなく、全員に当てはまるところですけど。
試合勘というところはみんなが不安に思っているかもしれないけど、逆に僕はものすごく楽しみで。
僕自身が知りたいというか。どんな感じになるのか。」
−前回のUAE戦で点を取っているから、再び取れるという感覚もあるのでは?
「え、あの試合で点を取ったの俺?」
−本田選手がヘディングで先制点を決めました。
「ああ今、思い出しました。
結構、立ち上がりでしょ。清武のFKね。
あれがUAE戦だったというのは覚えてなかった。
すぐ忘れるんですよね。あんま記憶力がないんですよ。
人の名前とか全然覚えられなくて。
いつもごめんなさいって謝ってる。」
−UAEとの試合は中東なので、あまり時差がありません。
その点は日本でやるより楽でしょうか。
「いや、3時間ありますよ。
試合は23日なのでアジャストできると思うけど、3時間は小さくないよ。
たとえばCSKAモスクワ時代、ポルトとUEFAカップを戦ったときに、3時間の時差があったんですね。
そのときはパッと行って試合やったけど、眠たくならないように気をつけていた。」
−ロシア時間で考えると、真夜中に試合がある感じですもんね。
「そうそう。体の状態が全然違うよ。
試合中にぐーっと体が眠りに入っていく感じがするから。
スイッチオフになる感じ。
それをさせへんために、昼寝でうまくコントロールしたりね。」
−不屈の精神力の本田選手なら、時差は関係ないと思っていました。
「どういうこと?不屈の精神力と体のメカニズムをなんでイコールにしたん?
不屈の精神力があったらお腹も減らない、と言っているのと同じ。
生理的な問題を、精神でなんとかしろと言うのは違う。
眠たいんやけども、気合いで行くというのが不屈の精神やから。
『眠たいよね?』と言われたら、『問題ないよ』と答えるのが不屈の精神。
もちろん自分にはある。
それを持ったうえで、眠たくならないようにちゃんと準備をするということ。」
−先ほどフランクフルトが発表したのですが、長谷部誠選手がヒザの手術をするそうです。
日本代表に合流できないことが濃厚になりました。
「え、そうなの? 全然知らなかった。
めちゃくちゃ心配やね。
日本代表にとって、マコの経験がないのは痛いね。」
−本田選手はFW登録ですが、CSKA時代にはボランチを経験しています。
もしハリルホジッチ監督からボランチをやって欲しいと言われたらどうしますか?
「攻撃面で貢献できるかもしれないけれど、マコの方が経験がある。
守備のところで差が出そうやな。」
−ベテランの役割が大きくなりそうです。
「それは間違いない。
マコはずっとフランクフルトで試合に出ていて、今のサッカー界でボランチと言ったら勝敗を左右すると言っても過言ではないポジション。
それが大事な試合で、さらに精神的な柱のキャプテンということになると、マコにとっては残念やし、日本にとっては危機やね。
こういうときこそ前を向いて、みんなで力を合わせて乗り切るしかない。」
(2017.03.19 REVIEW No.273 セリエA第29節 ジェノア戦)
−今日はあまり動きがない固い試合になりました。どう見ていましたか?
「ぱっと見て感じたのは、しっかりやって変なミスをしなければ勝てるなと。
ただ、先制点を取られると面倒くさいなというふうに見ていました。
待ち構えているところに突っ込んで行って、カウンターをくらうとやっかいだぞと。
1点目を取られたくなかった。
だからミランが先制したときに、今日はよほどのことがない限り、大丈夫だなと思って。
けれどね、ミランは良くも悪くもこんなもんやとして、問題はジェノアでしょ。」
−ジェノアのサッカーが守備的すぎた?
「前にも言ったと思うんですけど、あのサッカーをして勝てなかったら、何も残らないよ。
あのサッカーは勝つためのサッカーでしょ。
モウリーニョみたいに勝てばもちろん許されるんですけど、もし負けたらそこにいる若い選手の未来がないよね。
いち早くそのクラブを出るべきと思う。
もっと言えば、ファンのためにならへんよね。
今日、ファンはおもしろかったんかな。
ウォーミングアップがかからなかったら、俺も後半にベンチで寝てたかもしれない。」
−それくらいつまらない内容だったと。
「ジェノアは自分たちの陣地から全然出てこないじゃないですか。」
−もし試合に出たら、こういうふうに崩そうというイメージはありましたか?
「今日は出るかもと思っていたから、いつも以上にイメージをしてた。
ウォーミングアップも今回は始めから呼ばれたからね。
でも、状況が状況やったから、出ても無理しすぎず、
相手が油断したときには攻めに行こうかなくらいの感じで見てました。」
−またW杯予選が始まります。
コンディションはいかがでしょうか?
「風邪が治ってしっかり復帰しているんで、コンディションは問題ないんですけど、あとは暑さちゃいますかね。
まったく違う気候に行くんで。
汗の出方も全然違うでしょうから。
これは僕に限ったものではなく、全員に当てはまるところですけど。
試合勘というところはみんなが不安に思っているかもしれないけど、逆に僕はものすごく楽しみで。
僕自身が知りたいというか。どんな感じになるのか。」
−前回のUAE戦で点を取っているから、再び取れるという感覚もあるのでは?
「え、あの試合で点を取ったの俺?」
−本田選手がヘディングで先制点を決めました。
「ああ今、思い出しました。
結構、立ち上がりでしょ。清武のFKね。
あれがUAE戦だったというのは覚えてなかった。
すぐ忘れるんですよね。あんま記憶力がないんですよ。
人の名前とか全然覚えられなくて。
いつもごめんなさいって謝ってる。」
−UAEとの試合は中東なので、あまり時差がありません。
その点は日本でやるより楽でしょうか。
「いや、3時間ありますよ。
試合は23日なのでアジャストできると思うけど、3時間は小さくないよ。
たとえばCSKAモスクワ時代、ポルトとUEFAカップを戦ったときに、3時間の時差があったんですね。
そのときはパッと行って試合やったけど、眠たくならないように気をつけていた。」
−ロシア時間で考えると、真夜中に試合がある感じですもんね。
「そうそう。体の状態が全然違うよ。
試合中にぐーっと体が眠りに入っていく感じがするから。
スイッチオフになる感じ。
それをさせへんために、昼寝でうまくコントロールしたりね。」
−不屈の精神力の本田選手なら、時差は関係ないと思っていました。
「どういうこと?不屈の精神力と体のメカニズムをなんでイコールにしたん?
不屈の精神力があったらお腹も減らない、と言っているのと同じ。
生理的な問題を、精神でなんとかしろと言うのは違う。
眠たいんやけども、気合いで行くというのが不屈の精神やから。
『眠たいよね?』と言われたら、『問題ないよ』と答えるのが不屈の精神。
もちろん自分にはある。
それを持ったうえで、眠たくならないようにちゃんと準備をするということ。」
−先ほどフランクフルトが発表したのですが、長谷部誠選手がヒザの手術をするそうです。
日本代表に合流できないことが濃厚になりました。
「え、そうなの? 全然知らなかった。
めちゃくちゃ心配やね。
日本代表にとって、マコの経験がないのは痛いね。」
−本田選手はFW登録ですが、CSKA時代にはボランチを経験しています。
もしハリルホジッチ監督からボランチをやって欲しいと言われたらどうしますか?
「攻撃面で貢献できるかもしれないけれど、マコの方が経験がある。
守備のところで差が出そうやな。」
−ベテランの役割が大きくなりそうです。
「それは間違いない。
マコはずっとフランクフルトで試合に出ていて、今のサッカー界でボランチと言ったら勝敗を左右すると言っても過言ではないポジション。
それが大事な試合で、さらに精神的な柱のキャプテンということになると、マコにとっては残念やし、日本にとっては危機やね。
こういうときこそ前を向いて、みんなで力を合わせて乗り切るしかない。」
(2017.03.19 REVIEW No.273 セリエA第29節 ジェノア戦)