-人に厳しく、自分に甘く、本田さん4年越しの特大ブーメラン
2012年インタビュー
http://www.soccer-ki...icle/75914.html?pn=5

本田「まあね……難しいんだよな……。ユウト(長友)もガキやからなあ、ホンマに。
オカ(岡崎)もそんなこと何も考えてないしなあ。」

本田「僕が求めているのは世界一ですから。
ユウトにはインテルのヤツらに負けてもらっては困るんですよ。」

──むしろ、インテルを引っ張るぐらいじゃないと困るわけですね。

本田「そうですよ。オカだってシュトゥットガルトの、
あの個性の強いヤツらを引っ張っていってもらわな困るんです。
シンジに関しても一緒ですよ。英語がしゃべれないとかいって、イジられているようじゃダメなんですよ。
たとえ、マンチェスター・ユナイテッドだとしても。」

そして2016年
http://www.football-zone.net/archives/39459

そして自己分析の結果、出場機会を狭めているのは残りの契約期間だという。

「確かに序列のスタート地点、今までと何が変わったかというと、僕が契約が満了に近づいてきている選手ということになってきて低い」

もう少しアプローチを変えないと(ポジションを)取れないと思う。
基本、イタリア語でコミュニケーションを取れないので、僕から寄っていくことが少ないんですけど、
ちょっとだけ(英語を)喋れる(リッカルド・)モントリーボとかを使ってコミュニケーションを取ろうと。
でも、しようとするところまでいっていないんで、そういうことも考えようかなと思っている。」

-釜本による痛快な本田批判
本田抜き奏功 ブルガリア戦勝利を呼んだ選手間の流動性
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/...

日本の選手は「スピーディーなボール回しからサイドも使って攻めよう」というハリルホジッチ監督の
意図をしっかりくみ取り、きっちり結果を残した。評価していいだろう。
トップの岡崎、トップ下の香川、右の小林悠、左の清武は、流動的に動きながらワンタッチ、ツータッチでボールを素早く回した。
そういったシーンが繰り返されるたびに、
「左膝痛でベンチを温めていた彼がピッチにいたらどうなったのだろうか?」と思わないでいられなかった。

本田がいたら、彼のところでボールが止まってしまう。
本田が足元でボールを受けた瞬間、日本の攻撃からスピード、アジリティー(俊敏性)が失われ、
選手同士の流動性もなくなる。本田はパスした後、積極的に動かないからだ。

ブルガリア戦でプレーした選手は、それぞれが特長を出したと思う。
香川は、ボールを要求する場面もあり、いつも以上に伸び伸びとプレーしていた。
清武と小林悠は、地味ながらも“気の利いた”プレーでスピーディーな攻撃を支えた。
香川にしても、清武と小林悠にしても、果たして本田がいたら、あそこまで持ち味を存分に発揮できたのだろうか?

堅く守り、ボールを奪ったら時間も手数もかけず、一気にカウンターを仕掛けるのが、近代サッカーの生命線となっている。
本田は4日、5日と別メニュー調整しか行わず、7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は欠場の可能性が高いが、
もし出場した場合は、「本田が入って日本の素早い攻撃がちゃんと機能するのか?」をきちんと検証しなければならない。

そして検証した結果・・・↓

釜本「何度も指摘してきたが、彼のダメなところは「パスを出した後に動かない」ことである。
特に疲労が蓄積した後半途中から顕著になる。動けない本田はピッチ上に必要ない。
なぜ本田をベンチに連れ戻さないのか?不思議でしょうがない。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160904-0000001...

「もう選手としては終わってる」サッカー日本代表・本田圭佑を巡って
急速に広がるファンとの温度差「結果至上主義」が生んだ日本サッカーメディアの功罪

http://biz-journal.jp/gj/2016/09/post_1177.html
「もういいだろ」「そっとしといてやれよ」「無意味な10番」

-【ミラン番記者】本田圭佑のレギュラー奪取はエベレスト登頂並みの難関だ
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=1877...

ミランは冬まで補助食のようなチームで耐え忍ばねばならない。

8月31日の22時。ゴングが鳴って、カルチョメルカート(移籍市場)は閉まった。
 今夏のミランの補強は、1986年から続くシルビオ・ベルルスコーニ時代の中でも最も実りの少ないものの一つとなった。
 ただ、それも仕方ない面もある。ミランは今、オーナー交代に向けた動きの最中で、全てが完了するのは11月初旬だ。その間、チームの財政を傾けるような大きな出費は、誰にとっても不可能だ。ミランの93.3%の株を持つ『フィニンベスト』(ベルルスコーニの持ち株会社)も、2か月後にはオーナーとなる予定の中国コンソーシアムも…。
 そのため必然的に選手の売り買いには慎重になり、メルカートで思い切った動きをすることができなかった。こうしてミランはほとんど補強がされぬまま、新たなシーズンに臨むこととなった。
 念の為に総括してみると、この夏にミランが新たに獲得した選手は6人。DFのグスタボ・ゴメス(ラヌースから)、レオネル・バンジョーニ(リーベルから)、MFのホセ・ソサ(ベジクタシュから)、マティアス・フェルナンデス(フィオレンティーナから)、マリオ・パシャリッチ(チェルシーから)、FWのジャンルカ・ラパドゥーラ(ペスカーラ)を獲得するために投じた額は計2680万ユーロ(約32億1600万円)。昨夏のほぼ4分の1である。
 もちろん、投資額が多いからといって、良い結果が出るとは限らないというのは、昨シーズンの例からもよくわかるが……。
 とにかく、この6人のうち誰も、ミラニスタを喜ばすことはできなかった。まだ夏のメルカートが閉まったばかりだというのに、もう彼らは冬のメルカートを待ちわびている。中国人たちが新オーナーに正式就任しているはずの1月には、もう少し華々しい補強をしてくれるだろうと……。
 しかしそれまでミランは、またもや味気もないばかりか栄養価にも乏しい、まるで補助食のようなチームで耐え忍ばねばならない。それも欧州カップ戦がなくセリエAだけを戦うにしては、あまりに多すぎる28人という大所帯で。

モンテッラ「このホンダ車はあまりにもキャブレターの回転が遅い」

こういったミランを取り巻く状況すべてを鑑みると、「この1年が本田圭佑のミランにおける最後のシーズン」と考えるのが、まず妥当だろう。
 いくつかのメディアは、この夏に本田がミランを出て行くと主張していたが、今回もそれは単なる噂に終わった。このままいけば本田は、2014年1月にCSKAモスクワからミランに来た時と同様、契約満了の移籍金ゼロで来夏に退団するだろう。
 ミランとの契約更新は、現時点でいくつかの理由からまず考えられない。中でも一番大きな理由が、監督の意向だ。そう、今夏に招聘されたヴィンチェンツォ・モンテッラは、これまで本田がミランで出会った監督の中で、一番彼のプロフェッショナル魂に“鈍感”な指揮官だ。
 監督であれば誰もが、真面目に、懸命に日々のトレーニングに取り組む選手を高く評価する。しかし、モンテッラにはそれだけでは不十分だ。彼は配下のアタッカーに、胡椒の実のようなピリリとした才気煥発、つまりスピードと創造性を求める。本田には備わっていない能力だ。
 ミラネッロ(ミランの練習場)のスタッフたちから漏れ聞こえる話によると、モンテッラは本田をこう評しているという。
「このホンダ車はあまりにもキャブレターの回転が遅い」
 実際、今のミランには即座にフルスロットになるマシンが求められている。本田を尻目に先発を張っているスソやエムバイ・ニアングのような。
 現時点で本田の置かれた状況は、ざっとこんな感じだが、新加入選手たちをモンテッラがどう評価するかでこれからさらに変化しうる。
 ソサはリッカルド・モントリーボと併用でレジスタ(司令塔)もしくはインサイドハーフ、パシャリッチはインサイドハーフでの起用をモンテッラは考えている。
 そう考えると、本田にとってもっとも脅威になりそうなのが、メルカート最終日に獲得したM・フェルナンデスだ。この技巧派の本職はトップ下だが、レジスタ、インサイドハーフ、そして右ウイングでも起用できる。
 ご存知のとおり、いま右ウイングで主力を張っているのがスソで、二番手が本田。しかし、そこにM・フェルナンデスが入ってくれば、この序列に小さくない変化が生じるかもしれない。残念ながらM・フェルナンデスは先のワールドカップ予選で全治1か月の怪我を負ったが、強力なライバルであることに変わりはない。
 とにかく、今シーズンは本田にとって、これまで以上にライバルの多い困難なシーズンになりそうだ。現時点でレギュラーを取りはエベレスト登頂並みの難関だ。

文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)
翻訳:利根川晶子

【著者プロフィール】
Marco PASOTTO(マルコ・パソット)/1972年2月20日、トリノ生まれ。95年から『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙で執筆活動を始める。2002年から8年間ウディネーゼを追い、10年より番記者としてミランに密着。ミランとともにある人生を送っている。

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